気仙沼に伝わる、もうひとつの食文化も再興してほしい [がんばろうぜ東北]
気仙沼港が再開した暁には、
気仙沼の食文化もぜひ再興してほしい。
そうした意味もこめて、気仙沼のちょっと変わった食材を紹介する。
福よしで出された、2人前3000円のおまかせ料理の中の一品。
手前のわさびの右側に、赤い刺身が盛られている。
こんにゃくのようだが、そうではない。
正体は「毛鹿鮫の星」。
毛鹿鮫は「モウカザメ」と読み、「星」は心臓を意味する。
つまり、モウカザメの心臓の刺身。
こちらから見ると大きな貝に見える。
だが、裏返すと、ちょっと(かなり?)リアル。
全長3mのボディに、握りこぶし大の心臓を内蔵しているという話を
3年前、福よしの板前に聞いた。
身体の大きさと比較すると、意外と心臓が小さい。
サメは、アンモニア臭がきつい。
ところが、このモウカザメの心臓は、ニオイはまったくなかった。
歯ごたえは、桃のようだったと記憶している。
気仙沼はフカヒレの産地でもある。
これも気仙沼が世界に誇る文化のひとつなので、
漁港で見かけたこうした画像も紹介しようと思う。
このとき、漁港内を案内していただいた「中華・高橋」の森清正さんが
ご無事であることを同社のHPで知り安心しました。
しかし、安否が確認できていない人も多いかと思います。
皆さんのご無事をお祈りします。
中華・高橋は、気仙沼にあるフカヒレ加工会社のひとつで、
サメから切り取ったヒレを時間をかけて丁寧に加工している。
気仙沼の特産品が、中国料理の美味、フカヒレに生まれ変わるのだ。
カツオやマグロだけではない。
世界に輸出してきたフカヒレの加工も再開が待たれる。
気仙沼の漁師たちよ、再興を待っています。
もうかの星は築地で見かけるとついつい買ってしまうひとつです。
暫くは築地で見かけられなくなるのでしょうか・・。
早く復興できますように。
by jasmin (2011-04-10 20:22)
jasminさん
魚の心臓を食べる文化は初体験でした。秋刀魚の塩焼きといっしょに心臓は食べてしまいますが、心臓だけを食べたことはなかったかも。
by デブデブ (2011-04-10 23:25)
震災から今日で一ヶ月経ちましたね。
歩みは遅々としていますが、復興に進んでいるのは間違いありません。
来年の春までには、皆さんの笑顔が見たいですね。
by ナツパパ (2011-04-11 08:08)
刺身も心臓もおいしそうです(内臓好きなので)。私も再興を待ちます。それにしても、津波が憎い!です。
by krause (2011-04-11 16:04)
鮫の心臓!美味しそうですね!
心臓もフカヒレも漁が出来て加工できる日が一日でも早く来る日を願います。
by Jenny♪ (2011-04-11 20:35)
ナツパパさん
3月11日を境にして、すべてが変わってしまいました。わずか数分の出来事で、世界がこれほど劇的に変わってしまったことがいまも信じられません。しかし、それを受け入れるしかないようです。
宮古ではせりが行われました。明るい兆しが出てきた地域もあるようです。
by デブデブ (2011-04-11 21:52)
krauseさん
原発がからんでいるばかりに、話がややこしくなってしまいました。ほつれたロープが何重にもからみあい、ことをいっそう複雑にしています。津波が憎い
by デブデブ (2011-04-11 21:55)
Jenny♪さん
あれ、まだ都内ですか。もう帰った?
東北の人は粘り強いので、再興してくれるはずです。信じます
by デブデブ (2011-04-11 21:56)