香川産ホワイトアスパラガス [旬の旨いもの]
ヨーロッパで春を告げる野菜といえば、ホワイトアスパラガスです。
以前はフランスからの輸入物が主流でしたが、
近年は国内でも旨いホワイトアスパラガスを生産する農家が増えてきました。
高松市郊外でうえむら農園を営む植村隆昭さんも、そのひとりです。
昔、雑誌『料理王国』で長崎でホワイトアスパラガスを栽培している農家を
取材したことがあります。
ホワイトアスパラガスもグリーンアスパラガスも同じ品種です。
太陽を浴びないように遮光して育てたのがホワイトアスパラガス。
長崎の農園では、ビニールハウスに何重にも生地をかけて遮光していました。
ビニールハウス内は真っ暗なので、ヘッドランプの灯を頼りに作業をします。
一方、植村さんは ビニールハウスの中に畝を作り、
その畝だけにある特殊な生地をかけて、遮光しています。
その生地をめくるだけで収穫できます。
ビニールハウスの中で採れたてをご馳走になりました。
水分を多く含んでいて、みずみずしく、旨いのなんの。
うえむら農園のホワイトアスパラガスを愛用しているシェフが
いるというので紹介してもらいました。
「麻布長江西麻布店」のオーナーシェフだった長坂松夫さんです。
長坂シェフは麻布の店を4年前、弟子に譲り、
香川市郊外に「長江SORAE」を開業。
目の前に瀬戸内海を望む、最高のロケーションです。
長坂シェフがうえむら農園のホワイトアスパラガスを使った料理を2品作ってくれました。
一品が、白露鮮鮑(ホワイトアスパラの鮑黒豆ソース)。
もう一品は、鮮露干貝(ホワイトアスパラ干し貝柱蒸)です。
いま発売中の『旅の手帖5月号』で連載中の「食べ旅」で取材させてもらいました。
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書の趣味 (2014-06-02 11:19)