『野菜だより』で取材した仙台の「アルフィオーレ」 [イタリア料理]
何をやっても中途半端。
半世紀以上人間をやっていますが、いつもそうでした。
その反動なのかもしれませんが、ひとつのことにトコトンのめりこんでいるクレイジー(最大級の誉め言葉だと思ってください)な人が大好きです。
仙台で「アルフィオーレ」というイタリアンを営む目黒浩敬シェフもそのひとり。
どこがどうクレイジーなのかというと、仙台郊外にある畑で無農薬による不耕起栽培をしています。不耕起に加え、雑草も、収穫後の野菜も抜かないため、畑は草だらけ。
どこに何が植わっているのか、さっぱりわかりません。
トマトやキュウリは地這栽培もしています。
買ってきた種を蒔いて収穫する野菜もあるにはあるのですが、基本的にはこぼれ種を育てています。半ば野生化した野菜のほうが元気で、おいしいことから、こぼれ種を栽培しているのだそうです。
その野菜で作った料理も、これまたクレイジーでした。
カポナータをピューレにした料理。上の添えてあるのは、トウモロコシのピューレ。
ピューレにする前のカポナータを食べさせてもらったのですが、濃厚極まりない。
ほっぺたをひっぱたかれたというぐらい強烈な一品でした。
バーニャフレッダは、トレビス以外はすべて自家製。
クレイジーな目黒さんは生ハムやサラミなども手作りしています。
大失敗だったのは、定休日に行ったこと。
営業日であれば、すべての料理を平らげることができたのに。ああ、残念。
どこかできちんと両方のほっぺたをひっぱたかれてきます。
『野菜だより11月号』(学研)をご覧ください。
2013-10-04 07:04
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コメント(2)
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仙台にいらしてたんですね。
畑は・・・もはや野原ですね!!味の濃い野菜ができそうです。
by ぺこりん (2013-10-04 12:20)
ぺこりんさん この畑に案内されて、最初に発した言葉は、「どこから畑に入ればいいのですか」でした。
どこに野菜の芽がでているのかわからないので、踏まないように注意しなければなりませんでした。
ところが、そんな心配はよそに、半ば野生化した野菜たちは元気に育っていました。時間があれば、食べに行ってください。
by 中島茂信 (2013-10-04 22:13)